キャバクラに高級感をもたせたようなお店をニュークラブと呼んだりすることがあります。
また、それとは別に高級クラブに分類されるお店も存在していますが、いずれにしても、これらは女性の店員が男性のお客さんに対してサービスを提供するお店。
ニュークラブにも高級クラブにも、キャバクラと同じようにキャッシャーの存在は欠かせません。
クラブのキャッシャーの特徴
クラブと呼ばれるようなお店では、キャバクラよりも大きなお金が動くので、その責任や役割はさらに重みを増してきます。
未経験者でも応募可能な求人はありますが、経理の実務経験を持っている人材を探しているクラブも多く、やはり一般的なキャバクラとは異なった意識が求められることになるでしょう。
働き方に関してですが、これはクラブのキャッシャーもキャバクラのキャッシャーも、さほど大きな違いはありません。
クラブでもアルバイトとして採用するお店がありますし、もちろん正社員を積極的に探しているお店もあります。
まずはアルバイトで、その後正社員に登用するという形のお店もあるので、それぞれのお店がどのような雇用形態なのか、あるいは、働き出した後のことまで考えながらお店を選択する必要が出てくるでしょう。
丁寧な仕事、マナーが学べる
仕事内容もキャバクラとあまり大差ありませんが、より上品さや丁寧さが求められるはず。
高級店でのお仕事となるため、社会人経験が全くない人にとっては少々ハードルが高いかもしれません。
もちろん未経験者でも歓迎しているお店が大半ですし、クラブのキャッシャーとして働くことで社会人としての常識、マナー、こうしたものも学ぶことができるでしょう。
人との付き合い方や礼儀などに関しては、一般社会よりも学べることが多々あるかもしれません。
学生時代にアルバイトとしてクラブで働き、その経験を一般企業に就職した後に活かす、そんな考え方もできるはずです。
高級店ならではの高収入
キャバクラは昼間でも営業しているところが出てきていますが、クラブ関してはそういったお店はほとんどなく、大抵のクラブが夜の勤務となります。
まだ明るいうちから営業を開始しているお店はあるものの、基本は夜のみ。
昼間は別の仕事をして、夜はクラブで働くという働き方もあるでしょうし、昼間は学校に通い、夜はクラブのキャッシャーとしてお金を稼ぐという働き方も当然考えられます。
また、給与が比較的高い点もクラブで働く大きな魅力。
キャッシャーで40万円前後の月収を得られるお店もあり、この点はやはり高級店ならではといったところ。
とにかくお金が欲しいと考える人にとっても、クラブは選ぶべき場となりそうです。
キャバクラから高級クラブへ転職したキャッシャーの体験談
お金を扱うことが嫌いじゃなかったのと、ボーイよりも楽そうという理由でキャバクラのキャッシャーを始めた私は、アルバイトという形で働いていました。
私のところでは時給制ではなく日給制で、1日12,000円からのスタートでしたね。
すぐに13,000円に上がって、「これはなかなか割のいい仕事だな」と感じていました。
月収で30万円ちょっとです。
仕事にもだいぶ慣れて、徐々に任される仕事の量が増えていったんですけど、夜のお店で働いてますから業界の情報というのも入ってくるんですよね。
私が興味を抱いたのは、高級クラブで働くことでした。
私は求人を調べ、正社員としてキャッシャーを募集していた高級クラブへ転職することにしたんです。
もちろん、キャリアアップのために。
仕事内容は、さほど変わりませんでした。
変わったのは、お給料。経験者ということもありましたけど、月給40万円くらいからスタートすることができました。
キャバクラと違ったところは他にもあります。
高級クラブは、怒鳴ったり偉そうにしたりするお客様が極端に少なく、会計などに文句を言うお客様もほとんどいません。
一見さんは入店できないので、顔馴染みもできやすく、チップをいただくこともしばしば。
ホステスさんもキャバ嬢より接しやすいし、優しいですね。
品があって、私のことを気遣ってくれる人もたくさんいます。
扱う金額が増える分プレッシャーは増えましたが、やりがいや居心地は圧倒的にキャバクラよりも良いです。
もう戻りたいとは思いません。